
こんばんは。きーぼです。(@protein_onakeen)
会社組織の中では報連相が重要とよく言われますが、その中で報連相が上手な人、下手な人が確かに存在します。その差は一体何なんでしょうか。
その差は「結論から話せているかどうか」です。
では、「結論から話せばええやん」と思ってしまいますが、結論から話すためには少しのコツとトレーニングが必要なことがわかってきました。
Contents
結論から話すには2パターンある

・質問をされて結論から答えるパターン
・相談する際に結論から伝えるパターン
上記のパターンで結論から話すことができない人については、原因がそれぞれ異なります。
質問されて結論から答えられない理由は大きく分けて3つ
・頭の回転が悪く、答えがない状態で話し始めてしまう
・なにか後ろめたいことがあり、言い訳から始める
・そもそも聞く力が不足している
頭の回転が悪く、答えがない状態で話し始めてしまう
これは多くの人が陥りがちですが、対応策(頭の回転を早くする方法)はいくつかあります。
①日頃から頭の中をクリアに保つため、物事を後回しにしない
②疑問に思った事があるときは解決策まで紙に一気に書き出しておく(0秒思考)
③余計なことは考えず、本当に必要なことに絞って考える癖をつける
会話の中で頭の回転が悪いなと思う人は、大抵物事を後回しにするし、悩むときは頭を抱えて動かなくなります。
そして残業も多く、今日のうちに本当にしなくてはいけないことはなんですか?という質問に対して的確に答えられません。
つまり頭の中が常に悩み事でいっぱいとなり新たな情報を処理するスペースが無くなっているのです。
頭の回転を良くしたいという人は、常に脳内にスペースを取っておきましょう。
なにか後ろめたいことがあり、言い訳から始める
常に言い訳を考えてしまう人は、自責マインドを持ちましょう。
これまで上手く言い逃れできたことはありますか?全部バレてますよ。
上手く言い逃れできていると思うならそれは上司がよっぽど頭が悪いか、あなたがよっぽど鈍感かのどちらかです。
言い訳をしたら、上司の怒りを増幅するだけで何も良いことはありません。
子供じゃないんだから、一瞬で覚悟決めてまずは自分の非を認めましょう。
そもそも聞く力が不足している
最後に原因として考えられるのが、聞く力不足です。これはかなり深刻です。
聞く力が不足している人は、客観的事実と、自分の主観を混同してしまいます。
それも意図的ではなく、本当に混同しわからないのです。
聞く力を養うには読書は有効かもしれません。
これは根拠がないですが、聞く力がない人は大抵読書の習慣がありません。
客観的事実と主観が混同してしまうなら最初はそれぞれ紙に書き出しましょう。
相談する際に結論から伝えられない原因は3つだが根っこは同じ
・相手目線が欠けている
・頭の中が整理されておらず、相手の理解力任せ
・そもそも相談する案件の内容理解が出来ていない
全ては最初挙げた相手目線の欠如が原因です。
相手目線が欠如していた部下を例に取り上げます。
最近実際に部下から、「クライアントが電話のときはかなり冷たいんですよね」と相談を受けました。
私も知っている担当者で、決して冷たいような態度を取るような人ではありませんでした。
そのため、「何故だろう」と不思議に思っていました。
そこで後日、部下が電話をしているのを聞いていると、すべての会話が理由や言い訳から始まっていたのです。
思い返せば、その部下との会話はいつもそうでした。
日頃から丁寧すぎると感じていましたが、実は頭の中を整理出来ていなかったり結論から話すのを恐がっていたことで、電話の受け手にそれが伝わりイライラさせていたのです。
そもそも、その部下は自分は丁寧に接しているだけで自分に落ち度はないと考えていました。(自己正当化)
そしてあろうことか、相手に非がある前提で相談をして来ていたのです。
ちなみにその相談の際も、結論ファーストではありませんでした、、、
そもそも何故結論から話し始めなければいけないのか

人は他人の話を長々と聞いていられないから
ここでも1つ例を紹介します。
例えば、いきなり部下からこのような相談を受けたらどう思いますか?
「A社がかなり繁忙を迎えており、今いるスタッフの残業だけでは対応出来ないそうです。そこで派遣会社数社に声をかけているとのことでした。早く人材を採用し提案しなければいけないのですが、どうやって集客しようか考えています。ネット求人広告を〇〇円分出しても良いですか?」
・・・・いやウザい!!!!そんな長々話聞いてられんわ!!!!って思ってしまいます。僕がせっかちなだけでしょうか、、、
部下にはもれなく結論ファーストで話すことを指導します。
また質問にも結論から答えさせています。
(自分が聞けないから。笑)
質問する側に問題があるケースも多い
これまで、結論から答えられない人について論じてきましたが、
逆に質問が下手なケースも往々にしてあります。
・質問範囲が限定されておらず回答を絞ることが出来ない質問
・前提となるであろう背景の説明不足
・「最近どう?」など相手に100%委ねてしまう質問
大抵、質問が下手な人は、結論から話せないんですけどね。笑
結論ファーストは就活で習得している技能
就活では結論ファーストが重要視されます。
何故かわかりますか?
それは、面接官もしんどいからです。
毎日何十人もの面接を行い、みんなが質問に対する答えを最後に回し、理由から話し始めたらどうなるでしょう。
おそらく発狂して怒鳴り散らかすでしょうね。私なら。笑
自分の欲しい回答がもらえないのは想像以上にストレスですし、質問に対する回答が後回しになると、どこで回答が出るのかわからず、集中力をかなり要します。
一日中面接してたら、夕方の面接者の回答なんてまともに聞いてられないのが現実です。
テンポ良く結論から話していきましょうね。
就活での結論ファーストの訓練は、会社に入ってからすぐに必要となります。
それが今回のテーマの「報連相」です。
その後も営業先でのプレゼンや質疑応答も結論ファーストが求められます。
結論ファーストは仕事をする上で必要不可欠な会話法であり、思考法なのです。
結論ファーストでみんなハッピー

結論から話さない人は周りからイライラされます。
その空気が恐くなり、より一層結論から話さなくなり、言い訳を重ねます。
言い訳を重ねることで管理者のイライラが爆発し怒られることに繋がります。
まさに悪循環ですね。
結論ファーストを身につけることで、仕事を思った以上に円滑に進めることが出来るでしょう!
本日は以上!!!!